新卒採用支援から人事コンサルまでを一手に!パートナー人事 江藤さんのキャリアと起業の軌跡|coachee株式会社の画像
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新卒採用支援から人事コンサルまでを一手に! パートナー人事 江藤さんのキャリアと起業の軌跡

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topics
・人事担当者が困らないよう採用業務や研修業務を代行することが、最大の価値提供
・500万円の予算で2名のゼネコン新卒採用を一括請負
・新卒採用やインターンシップの企画・運営、選考の選考官まで一気通貫
・「coachee人事シェア」経由で行う、大手自動車メーカーのグループ会社にて行う採用支援

近年、採用手法が多岐にわたるようになり、人事担当者は多くの選考プロセスや採用チャネルに対応しなければならない状況に直面しています。特にインターンシップの運営、新卒の面接対応など、人事担当者にとって大きな負担となることが多いでしょう。
こうした状況の中で、coacheeのパートナー人事として活躍する江藤さんは、新卒採用支援から人事コンサルティングまで幅広く手がけ、数々の企業をサポートしてきました。今回の記事では、江藤さんのキャリアと採用に対する想い、そして採用業務における成功事例について詳しくお話を伺いました。

独立への強い想いを胸に、組織コンサルティング会社からベンチャー人事へ

-江藤さんの経歴について教えてください。

慶應義塾大学 理工学部を卒業後、新卒で株式会社ビジネスコンサルタントに企画営業職として入社しました。そこで、組織コンサルティングの企画営業として、大企業から中小企業まで、さまざまな企業を担当していました。さらに、行政機関や自治体、病院など、多様な組織形態のコンサルティングにも携わりました。組織をより良くするための仕事に従事したのが、私のキャリアのスタートです。

次に、株式会社ファインドスターに入社しました。この会社に入る際には、将来的に独立を視野に入れていました。独立を考えた理由は、大学生時代に学生団体を立ち上げた経験から「世の中のためにはこれが正しいと自分で考えたことを実行したい」という強い思いがあったからです。転職活動の際に、この独立への意欲を伝えたところ、株式会社ファインドスターはその意向を受け入れてくれました。

ファインドスターでは、コールセンターや人事部門の立ち上げ、新サービスの立ち上げ拡大まで、さまざまな新規部署やサービスの立ち上げに関わりました。この経験を3年弱積んだ後、独立を決意しました。

当時の社長は「100社1,000人構想」というビジョンを持っており、その一環としてビジネスコンテストを開催し、優勝した事業案を実際にローンチしていました。このような時期に、社長と会食する機会があり、「江藤はいつ独立するつもりか」と問われましたが、まだ具体的な事業内容が定まっていない状態でした。

新規事業の立ち上げや総務、人事など、幅広い業務に携わる中で、大きなやりがいと楽しさを感じていましたが、このままでは独立が遅れてしまうのではないかという懸念も抱いていました。そのため、起業という夢を実現するべく、独立を決意しました。

多岐にわたる人事業務で培った経験を活かし、新卒採用に特化したビジネスへ

-今の事業内容にもつながるかと思いますが、正社員での勤務の際、どのような実績を上げていましたか。

人事業務では、労務管理を除くほぼすべての人事採用業務を担当していました。具体的には、採用ホームページに掲載する文章の作成や写真撮影、素材の作成、スカウトメッセージの送信、選考管理、一次面談、内定の案内まで幅広く手掛けました。さらに、説明会の準備や会場レイアウトの設営、司会進行も行い、多岐にわたる業務を担当しました。

また、人事として新卒の方向けの研修の企画、実施、講師も務めました。中途採用の書類選考では、1ヶ月におよそ50〜80名を審査していたと思います。新卒採用では、2012年〜2015年卒で、毎年23名ほどの採用を担当し、会社の採用目標を毎年達成しました。中途採用は毎月2〜5名が入社してくるペースで、選考から受け入れまで担当していました。

このような経験を経て、起業する際には新卒採用に特化した事業内容で会社を立ち上げることにしました。

採用代行から面接運営まで、幅広く支援するRPO事業の展開

-独立後はどのような事業を行っていますでしょうか。現職である起業した株式会社ストーリーはどのような事業を展開する会社でしょうか。

私の事業の中心は、RPO(採用代行)業務です。新卒採用はもちろん、中途採用の代行も行っています。具体的には、面接業務、グループディスカッションの運営、インターンシップの企画・運営・実施などを担当しています。

さらに、合同説明会や学内説明会のプレゼンテーションもオフラインとオンラインの両方で対応しています。

また、RPO業務とは少し異なる分野ですが、人材紹介会社のクライアント企業の面接会や採用選考会の運営業務を委託されることもあります。人材紹介会社の支援では、キャリアアドバイザーが転職者の相談業務を行う中で、模擬面接のフィードバックを担当することもあります。

人事担当者の負担軽減に焦点を当てた価値提供

-クライアントに対して、どのような価値提供を心がけていますか。

付加価値の提供において、最も重要なのは、人事担当者の負担を軽減することだと考えています。

私自身も正社員として勤務していた際、「人事は楽しそう」とよく言われましたが、実際にはキャリアを積むにつれて業務が増え、責任も重くなることを強く感じました。起業して人事業務に関わるようになってからも、その感覚は変わっていません。

先日も、ある企業の人事担当者と話をした際、サマーインターンの応募に250名以上の参加希望があったものの、その後、全員との面接を行わなければならないという話を伺いました。これだけの人数と面接をするためには、1人1時間、1日10名を面接しても、1ヵ月(20営業日)で200人を対応しなければならず、その間、他の業務ができない状況になります。

このような負担は、企業にとって非常に大きなものです。だからこそ、負担を減らすお手伝いをすることや、明確な指示がなくとも人事担当者の気持ちに寄り添い、その場で汲み取って代行することが必要です。

最終的には、人事担当者が困らないように、採用業務や研修業務を代行することが、最大の価値提供であると考えています。

学生の心を掴むコミュニケーション力で、約20歳も年の離れた新卒者とも信頼関係を築ける強み

-江藤さんご自身の強みについて教えてください。

私の強みはいくつかありますが、特に新卒採用の方とのコミュニケーションが得意である点が一番の強みだと思います。

もちろん、中途の方やクライアントとのコミュニケーションも重要ですが、特に新卒の方との関わり方には、ある種の特殊な能力が必要だと感じています。私のように、約20歳年が離れた新卒の方たちが警戒心を持たずに楽しくコミュニケーションを取れる人は、そう多くないのではないかと思います。

新卒の方向けの研修の仕事もいただいており、そこでこの強みを活かしています。また、インターンシップの講師を務める際も、学生たちが緊張せずに企業に楽しさを感じてもらえる雰囲気を作ることが大切だと考えています。興味を持ってもらうことが、その会社に応募したいと感じる第一歩になるからです。

人材の確保や企業に興味を持ってもらえるように働きかけるのは1番の強みだと感じています。

学生の気づきと企業の成長を支える場面で感じるやりがい

-江藤さんがやりがいを感じる瞬間はどんな時でしょうか。

やりがいを感じる瞬間は2つあります。まず1つ目は、面接を受けている学生の方たちが楽しそうにしていたり、面接に来た学生の方たちが気づきを得られるような面接をしたりする部分にやりがいを感じます。

2つ目は、企業に対して、採用プロセスが順調に運んでいたり、企業が新しい何かに取り組めたりするなどの余白を作り前向きに取り組めたりする場面を垣間見られた時にやりがいを感じています。

採用代行で成果を上げた2つのプロジェクト事例

-今までどのようなプロジェクトに関わってきましたか。

主に2つの事例をご紹介します。

まず1つ目は、ゼネコン会社での採用代行についてです。クライアント企業は社員数が約50名で40〜50代中心の職場でしたが、新卒採用を考えると社員の年齢層が若干高めで、どうやって新入社員を採用すればいいか分からないという悩みを抱えていました。新入社員を2名採用したいということで500万円の予算を提示され、採用を一手に引き受けて欲しいと依頼を受けました。

この企業は、ある企業からの紹介でご縁をいただきました。紹介を受けたこともあり、会社訪問の際にはその企業のご迷惑にならないような心持ちで伺い、社長の話を真摯に聞きながら悩みを把握しました。その結果、「ぜひお願いしたい」とのお話をいただくことができました。

起業をしてから、支援した学生と一緒に学生キャリア支援を目的としたNPO法人を立ち上げており、その活動を通じて毎年250〜300名ほどの学生と1対1でキャリア相談やコミュニケーションを行ってきました。そういったこともありなんとか3年連続で採用を成功させることができました。企業への就職に興味がある学生たちに声がけをし不安に感じている部分の相談にも乗りながら、多くの内定に結びつけることができました。

2つ目の事例は、大手Sler*会社での新卒採用業務です。この企業は社員数5,000名以上の規模で、新卒採用やインターンシップの企画・運営、選考の選考官としての業務を約3年ほど担当していました。

企業側の悩みは、学生たちに「入社したい」と思ってもらえる仕組み作りや、スムーズに選考を進めて優秀な学生を採用すること、そして人事採用の人材が不足しているため人手を確保することでした。この企業も、私のRPO業務の経験を知っている別の企業からの紹介で依頼を受けました。

インターンシップの企画には私も参加し、前年の企画をより学生向けにアレンジして、面白さと挑戦的な要素を取り入れた内容に変更しました。また、インターンシップ終了後には本選考の面接にも対応し、グループディスカッションの選考を担当しました。

これらの経験を通じて、企業の採用活動に対して実質的な価値を提供することができました。

*Sler:SystemIntegrator(システムインテグレーション)業務を担当している企業。システムの構築や導入など、システム開発のすべてを請け負っている企業のこと。

coacheeを通じて実施中の、自動車DX事業部における採用フローの改善支援

-現在プロジェクトは、どのようなことをされているかお聞かせください。

こちらは、大手自動車メーカーのグループ会社における新しい事業部でのお仕事についての事例です。

この事業部は、従来の自動車メーカー的な発想にとらわれず、システム面も含めたDX(デジタルトランスフォーメーション)や新しいデザインの創造に取り組むことを目指しています。案件が膨大にあり、事業部が急成長しているにも関わらず事業部に採用の知見を持っている人がいないため、採用の仕組みを作って行きたいという依頼を頂きました。

この事業部の規模は正社員が約40名、業務委託を含めると100〜150名ほどでした。実際に業務に関わってみると新しい考え方を持つ方が多く、革新的な取り組みが進んでいることを感じました。

具体的な業務としては、まず採用フローの可視化から始めました。採用のプロセスを一つひとつ確認し、データの送信経路や誰がどのようなデータを誰宛に送信しているのかを把握し、その流れを可視化しました。また、業務がどこで滞っているかを把握するため、業務フローやオペレーションフローも可視化し、問題点を迅速に解決していく取り組みを行いました。

さらに、グループマネージャーから募集要項の相談に応じたり、スカウトメール効果表の作成や半年間の予算計画表、媒体・職種別スカウト送信計画の作成及び相談、週次ミーティングでは進捗状況の確認や上席への報告なども行っており、幅広く細かい対応をしています。

新しい仕組みを構築する過程での困難とやりがい

-ゼロから生み出しルール化や仕組み化する中で、やりがいや大変な部分があったら教えてください。

大変だと感じる部分は、関わる人が多く、知らない情報や新しいことが多いので、そのキャッチアップが非常に難しい点です。セオリー通りに進めるのが難しく、問題が発生したときに「そういえば、これはどうなっていますか?」と尋ねると、「実はこういう資料があって…」と、問題が起きてから初めて知らされることもあります。

私自身、これらのパッチをかき集めるのに最低でも半年はかかると予想しています。本当は1〜2ヶ月で全体を把握したいと思っているのですが、なかなか難しい状況です。

一方で、やりがいを感じる部分は、問題が山積している状況を整理するのが好きなので、スピード感を持って対応することに使命感を覚えます。また、企業の発展に寄与できることも大きなやりがいです。

実際に入社した方にインタビューすることもありますが、やりがいを持って働いている方が多く、その方たちの仕事への想いや製品作りに関われたことは、この仕事をしていて本当に良かったと思える瞬間です。

おわりに

今回のインタビューはいかがだったでしょうか。

人事担当者様が自社の採用業務を円滑に進め、課題を解決していくためには、江藤さんのように人事業務に精通している人事のプロフェッショナルに、採用業務を一任するのも一つの方法です。

一任することで、理想的な人材の採用が実現できるだけでなく、人事担当者様は本来取り組むべき業務に集中でき、課題解決のスピードも加速するでしょう。

今回の記事を参考に、採用業務に関するお悩みを持つマネジャー様や人事担当者様がいらっしゃいましたら、ぜひ一度coacheeにご相談ください。

この記事が皆様の採用活動の一助になれば幸いです。

coachee 人事シェアについて

今回の記事で紹介した江藤さんをはじめ、coachee人事シェアには、人事業務に精通したプロフェッショナルが揃っています

採用代行(RPO)やインターシップ運営などの採用活動に関わる業務を代行でき、多様な業界・業種に対応可能なパートナー人事が、採用課題を解決する支援を提供しております。

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