「採用計画は立てたものの、どの時期に採用活動を始めれば良いのか迷っている」
「優秀な人材を採用したいが、採用市場や求職者の動向がつかめない」
「他社はどの時期に採用している?」
このように悩んでいる採用担当者は多いのではないでしょうか。中途採用市場では、求職者の動きや業界ごとの特性によって、採用に適した時期が異なります。
本記事では、中途採用に最適な時期の見極め方から時期別の採用戦略、効果的なスケジュールの立て方まで解説します。また、採用市場の最新動向も踏まえて説明するため、自社の採用計画に活かしやすい内容です。
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中途採用に適した時期と年間トレンド!何月の採用が多い?
中途採用の効果を引き出すには、時期ごとの傾向を把握した適切なアプローチが大切です。本項では、中途採用に適した時期と年間トレンドを解説します。
- 求職者が多い活発な時期(繁忙期)
- 求職者が少ない閑散期
- 業界・職種別の採用時期
以下の項で詳しく解説します。
1.求職者が多い活発な時期(繁忙期)
中途採用市場が活発になる月は以下のとおりです。
- 1~2月
- 6月
- 9~10月
1~2月は、多くの求職者が転職活動を行います。年度末で現在の仕事に区切りをつけ、4月から新しい職場に移ろうと考える求職者が増加するためです。
企業側は3月を決算月とすることが多く、4月からの人材を獲得するために募集する傾向です。また、3月末で従業員が退職する動きもあるため、欠員補充として採用活動する場合も多く見られます。
加えて、6月は夏の賞与をもらってから次の職場に移ろうと考える求職者が転職活動を始める時期です。企業にとっても新卒入社社員の研修が終わり、中途採用に適した時期です。
さらに、10月から下半期がスタートする企業では人事異動などによる欠員の補充から9~10月に求人をかけるようになります。
2.求職者が少ない閑散期
4~5月は企業と求職者の双方にとって、閑散期になりやすい時期です。企業は新年度に合わせて採用活動を進めており、一段落しているためです。また、新卒採用が活発化する時期でもあるため、中途採用を控えるケースもあります。
5月や8月、12月は企業の休暇シーズンと重なり、書類選考や面接などの採用活動が滞りやすくなります。積極的に求人を出す企業も少なくなり、求人数自体が減少する傾向です。
3.業界・職種別の採用時期
中途採用の採用の時期は業界によって異なります。
業界・職種 | 採用に注力する時期 |
旅行業界 | 5~6月、9~10月 |
IT業界 | 通年募集 |
コンサルティング業界 | 通年募集 |
建設業や不動産業界 | 1~2月 |
教育業界では学校の年度に合わせて1〜2月に求人が集中します。
一方、ITやコンサルティング業界はプロジェクトごとの人材確保や人手不足の状況から、一年中採用活動を行っていることが多い傾向です。
建設業や不動産業では、3月の年度末に工事の調整や新しいプロジェクトが始まるため、年始に採用ニーズが高まる傾向があります。
【時期別】中途採用の効果的な採用戦略
中途採用を成功させるには、時期に応じた適切な戦略が必要です。
本項では、繁忙期・閑散期・通年採用のそれぞれの時期に合わせた採用戦略を紹介します。
繁忙期
繁忙期は多くの母集団の中から人材を採用できるメリットがあります。しかし企業の求人が多くなるため、他社求人に埋もれる可能性もあります。
それゆえ、求人広告の上位に掲載したり、スカウトメールで求める人材にピンポイントでアプローチしたりすることが効果的です。面接では応募者の他社選考状況を確認し、入社してほしい人材に自社の魅力を積極的にアピールしましょう。
閑散期
4~5月や8月は転職活動する求職者が少ないため、応募数が減ることを想定して採用活動を進めてください。応募者が少ない分、一人ひとりに自社の魅力をアピールできるような事前準備が大切です。
求職者の中には長期間かけて企業を検討する人も一定数いるため、閑散期のうちに求職者に個別アプローチやヘッドハンティングを行うと、良い人材と出会える確率が高まります。
通年
通年採用は必要になる人員やコストが増える傾向にあります。少しでもコストを抑えるために、オウンドメディアを通じて自社の魅力を発信するなどのアプローチをしましょう。
また、効果的な採用戦略を策定しておくと、応募数の目減りを防げます。具体的な採用計画を練って実行すると、通年採用でも良い人材を確保できます。
中途採用のスケジュールの立て方
中途採用のスケジュールを立てる際は、以下の4つのステップを意識すると効果的です。
- 採用計画を立てる
- 採用フローや要件を決定する
- 採用手法を選ぶ
- 採用活動開始から入社までの期日を決定する
適切なスケジュールを立てれば、質の高い人材を効率的に採用できます。
1.採用計画を立てる
中途採用のスケジュールを作成する場合、採用計画の立案から始めます。利用する採用手法や選考回数が明確になるため、スケジュールを組みやすくなります。
期限も明確になり、採用担当者の業務スケジュールも調整しやすくなるでしょう。それに伴い、書類選考の担当者や面接官のアサインなども計画的に進められます。
2.採用フローや要件を決定する
次に、採用フローと要件を決定しましょう。
採用フローを定めると、採用活動の工程や全体像が明確になり、スケジュールも立てやすくなります。
加えて、採用基準となる要件も明確に定めましょう。例えば職種別の選考基準や合否の判断基準などの採否の要件を設けておくと、余分なリードタイム(応募者と接触してから内定までの時間)の削減につながります。そのため、採用スケジュールが大幅に変更になる事態を防げるでしょう。
3.採用手法を選ぶ
採用を予定しているポジションや人数に合わせた採用手法も決定する必要があります。
その際、採用手法によって内定までのリードタイムは異なることに注意しましょう。例を挙げると、求人広告で募集する場合は、応募が集まり始めるまでに数週間かかる場合もあります。
採用手法を決めることで内定までの期間を見積もりやすくなります。
上記に関連した採用マーケティングの手法は下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
【2024年】採用マーケティングの手法5選!フレームワークや成功事例を解説
4.採用活動開始から入社までの期日を決定する
最後に、採用計画で定めた最終的な期限から逆算し、各工程の期限を決めていきます。特に求人サイトを利用する場合は、以下のような工程を想定して期限を設定する必要があります。
採用計画のスケジュール例
工程 | 概算期間 | 開始日 | 終了日 |
求人掲載開始 | 2週間 | 10月15日 | 10月29日 |
書類選考 | 2〜3週間 | 10月30日 | 11月18日 |
1次面接 | 2〜3週間 | 11月19日 | 12月9日 |
2次面接 | 2〜3週間 | 12月10日 | 12月30日 |
最終面接 | 1〜2週間 | 12月31日 | 1月14日 |
内定通知・交渉 | 2〜3週間 | 1月15日 | 2月4日 |
このように各工程に必要な期間を見積もると、何をいつまでに実施すべきかが明確になります。期限をカレンダーに当てはめていけば、おおよその採用スケジュールを立案できます。
中途採用を成功させる4つのポイント
中途採用で優秀な人材を確保するには、以下の4つのポイントを押さえることが大切です。
- 採用市場の動向を把握する
- 自社の強みを明確に打ち出す
- スピーディーな選考プロセスを構築する
- 採用広報を効果的に活用する
以下の項で解説します。
1.採用市場の動向を把握する
企業が経営戦略を立てる際、市場の需要と供給を把握することが欠かせないように、中途採用においても採用市場の動向を理解することが重要です。特に、中途採用では時期ごとに市場の活発さが異なり、採用の難易度にも影響を与えます。
例えば、1月や10月は企業の組織改編や人事異動が行われるタイミングであり、求職者の動きが活発になります。一方、4月や5月は転職活動が落ち着く傾向があるため、競争を避けたい企業にとっては狙い目の時期となることもあります。
このように、採用市場の動向を把握し、求職者のニーズと時期に応じた戦略を立てることで中途採用を効果的にできるでしょう。
2.自社の強みを明確に打ち出す
知名度が低い企業が中途採用を成功させるには、自社の強みや他社との違いを明確にアピールし、応募者の興味を引く必要があります。また、自社の採用サイトで豊富な情報を提供すると、応募者の不安も軽減できます。
繁忙期は多くの企業が採用活動を行うため、他社との差別化ポイントを明確に打ち出しましょう。例えば独自の福利厚生制度や充実した研修制度など、自社ならではの強みを伝える必要があります。
一方で閑散期は、応募者一人ひとりに丁寧に企業のビジョンを伝える機会を持ちやすい時期です。会社の将来像や事業展望について語り、応募者に共感してもらえるような採用活動を心がけましょう。
3.スピーディーな選考プロセスを構築する
転職市場が活発な1~2月は、多くの求職者が複数社の選考を並行して進めます。そのため、選考から内定までのプロセスをスピーディーにしましょう。オンライン面接の活用や評価基準の明確化は、選考期間の短縮に効果的です。
なお選考プロセスの効率化は、応募者の満足度向上にもつながります。応募から書類選考、面接、合否判定までの時間を短縮すると、入社率の向上も期待できるでしょう。
4.採用広報を効果的に活用する
企業の事業内容や在籍している社員の声などの日常的な発信は、求職者の興味を引く有効な手段です。特に最近では、SNSを活用して自社の魅力を発信している企業も増えています。
また閑散期にも継続的な情報発信を行うことで、転職を検討している層へのアプローチが可能です。例えば技術者向けのナレッジ発信や業界セミナーの開催など、自社のブランディングにつながる取り組みを実施する企業も多くいます。
【2025年】中途採用の今後の動向

2025年以降、中途採用市場は「2025年問題(高齢化社会によって起こる雇用などのさまざまな分野における課題)」による労働人口の減少で、採用難がさらに加速すると予測されています。
内閣府の発表によると、2025年には65歳から74歳の前期高齢者が1,498万人、75歳以上の後期高齢者が2,154万人に達する見込みです。これに伴い労働者数が減少することで、企業の人材獲得が今よりも難しくなるでしょう。
具体的には、2025年上半期には多くの中途採用ニーズが発生すると予想されます。要因は、2024年冬期ボーナス後の離職数増加による欠員補充や第二新卒・若手層の採用による新卒枠の補充です。求職者の動きに伴い、求人掲載数も増加傾向になるでしょう。
一方で、優秀な人材を採用するためには従来以上に戦略的なアプローチが必要になります。例えば本記事で紹介したような市場動向を見据えた採用時期の選定や自社の強みを活かした採用手法の確立などが求められます。
特に採用難が予想される分野では、早めの採用活動開始が重要になるでしょう。
中途採用も含めた採用戦略の立案については、下記の記事で紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
採用戦略を成功させるにはKPI設定が必須!主な指標や設定方法を紹介
中途採用に最適な時期を見極めて採用活動を進めよう
中途採用の時期は、市場動向や業界特性によって大きく異なります。1~3月は求職者が活発に動く繁忙期で、多くの企業が採用活動を強化します。一方、4~6月は閑散期で採用ニーズが落ち着く時期です。
このように中途採用の適切な時期は、業界や求める人材によって異なるため、時期ごとに適したアプローチが必要になります。
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