中途採用で即戦力を採用するには?見極めるコツやよくある失敗例を紹介|coachee株式会社の画像
BLOG

中途採用で即戦力を採用するには?見極めるコツやよくある失敗例を紹介

hidechika-takahashi
coachee 広報チーム
記事を共有
中途採用で即戦力を採用するには?見極めるコツやよくある失敗例を紹介の画像

「即戦力として中途採用した人材が、思うように活躍してくれない」
「スキルは高いはずなのに、なぜか早期離職してしまった」

このような悩みを抱えている採用担当者の方もいるのではないでしょうか。そこで本記事では、即戦力人材を見極める面接のコツやよくある失敗例などを解説します。ぜひ最後までお読みください。

採用活動の課題解決にお悩みの方は、採用のプロ人材を活用してみてはいかがでしょうか?当社のリクルーティングコーチが貴社の組織課題を採用面から支援する「coachee Agent Pro」について、ぜひ下記から詳細をご確認ください。

そもそも中途採用における「即戦力」とは?

多くの企業が求める「即戦力人材」の定義は下記のとおりです。

  • 過去の職務経験が自社の仕事内容にマッチしている
  • 仕事を行ううえで必要な資格を保有している
  • 本人の性格が自社の社風とマッチしそう など

特に中途採用の場合、経歴やスキルが自社の仕事内容とマッチしているかどうかが重要になります。資格がないと行えない業務の場合は、書類選考の時点で資格の有無を確認しましょう。

また意外と重要なのが、本人の性格と自社の社風です。いくら能力の高い人を採用しても、社風に馴染めないと本来のパフォーマンスを発揮できなかったり早期離職してしまったりするリスクが高まります。

中途の即戦力人材を見極める!採用面接のコツ

「即戦力となる人材」をどう見極めればよいのか、採用面接でのコツをご紹介します。

採用要件を作成する

採用活動の精度を上げるには、まず「どのような人材が欲しいか」を具体的に言語化しましょう。「優秀な人」といった曖昧な基準では、面接官によって評価がブレてしまいます。

まずは、配属先の上長やエース社員といった現場のキーパーソンを巻き込み、具体的な人物像を明らかにしましょう。その際、「これだけは譲れない必須の条件」と「あれば嬉しい歓迎の条件」に分けてスキルや経験を整理すると、採用要件が明確になります。

さらに「自ら課題を発見し、周囲を巻き込んで解決できる」といった、具体的な行動特性(コンピテンシー)まで定義するのもおすすめです。

こうして作り上げた採用要件を、経営層、人事、その他の関係部署といった全員ですり合わせ共通認識を持つことが、採用の成功確率を大きく高めます。

関連記事:採用戦略の立て方とは?得られる3つのメリットや注意点も徹底解説 

採用要件から逆算した質問集を作成する

採用要件が固まったら、次はその要件を評価するための具体的な質問を設計します。事前に質問を用意しておくことで、候補者全員に公平な基準で評価を行う「構造化面接」が可能になり、面接官による評価のブレを防げます。

例えば主体性を確認したいなら「前職で、指示された範囲を超えて自ら取り組んだ業務はありますか?」、協調性を見たいなら「意見の対立するメンバーと、どのように合意形成を図りましたか?」といった質問が有効です。

採用要件で定義した一つひとつの項目を、どのような問いで確認するのかをあらかじめ決めておきましょう。

関連記事:【面接官向け】採用面接で役立つ質問集49選!状況別の質問や見極め方を解説 

具体的なエピソードを深掘りして再現性があるか確認する

面接で候補者が語る成功体験が、本当に本人の実力によるものかを見極めることも重要です。素晴らしい実績も、それが企業のブランド力や優秀な同僚のサポートといった「環境要因」によるものであれば、貴社で同じように活躍できるとは限りません。

また、成功体験だけでなく「失敗体験とそこから何を学んだか」を尋ねることも、候補者の課題解決能力や誠実さを見極めるうえで効果的です。

社風にマッチしそうか確かめる

どれほどスキルが高くても、会社の文化に馴染めなければ、その能力が十分に発揮されることはありません。最悪の場合、早期離職につながるリスクさえあります。スキルだけでなく、社風とマッチするかどうかの見極めは慎重に行いましょう。

具体的な方法としては、面接に現場のリーダーやメンバーに同席してもらい、候補者との相性を直接確認してもらうことが挙げられます。「仕事において何を大切にしていますか?」といった価値観に関する質問を通して、自社の価値観と一致するか探ることも大切です。

またカジュアル面談や体験入社を実施するのも良いでしょう。リラックスした場で本音を話し合い、会社の良い面だけでなく、現在の課題なども率直に伝えることで、お互いの理解が深まり、入社後のギャップを最小限に抑えられます。

「即戦力にならない」は本当か?中途採用でよくある失敗

即戦力採用でよくある失敗パターンと原因、対処法をご紹介します。

スキルや経歴を重視しすぎてしまう

自社の採用要件に合致する候補者の経歴は、魅力的に映るものです。しかし、経歴だけを重視して採用を決めてしまうと、入社後に「会社に馴染めない」といった問題が起きがちです。

スキルや経歴も大切ですが、それと同じくらい「自社の社風にマッチするかどうか」もしっかり確認しましょう。

採用要件が曖昧でミスマッチが起こっている

採用要件が曖昧だとミスマッチが発生しやすいです。

例えば「コミュニケーション能力が高い人」という採用要件だとコミュニケーション能力の定義が曖昧で、「論理的に分かりやすく説明する力」を指すのか「相手の意図を丁寧に汲み取る傾聴力」を指すのか不鮮明です。

採用要件は誰が読んでも同じ解釈ができるよう、明確に定義しましょう。

前職の仕事の進め方に固執する人材を採用してしまった

「前の会社ではこうだった」と、新しい環境や会社のルールに馴染もうとせず、前職の仕事の進め方に固執してしまう人がいます。こうしたタイプの方は、新しいやり方をなかなか受け入れてくれないため、自社で活躍しにくいです。

採用段階で見極めるには、「これまでのやり方が通用しなかった経験と、その時どう乗り越えましたか?」といった質問を投げかけてみましょう。新しい環境にも素直に対応できる柔軟性や、周囲と歩調を合わせられる協調性を、面接時に見極めることが重要です。

期待値が高すぎて求めすぎてしまう

「即戦力なのだから、教育は不要だろう」
「採用すればすぐに一人で何でもこなしてくれるはずだ」

このような高すぎる期待はミスマッチを招く原因となります。どれほど優秀な人材でも、新しい会社のルールや人間関係に慣れるには時間が必要です。同業界・同職種からの転職であっても、会社が違えば仕事の進め方や企業文化は異なるものです。

「採用して終わり」ではなく、入社後に活躍できるよう、企業もオンボーディング施策を通じてサポートしましょう。

中途採用した人を即戦力化するには入社後のフォローも重要

中途採用した人が入社後にパフォーマンスを発揮し、即戦力として活躍してくれるかどうかは、企業側の受け入れ体制にもかかっています。どのように受け入れるべきか、方法を解説します。

オンボーディングを行う

オンボーディングとは、新入社員が組織にスムーズに馴染み、早期に戦力化する計画のことです。単なる事務手続きや業務の引き継ぎだけでなく、企業文化や人間関係にスムーズに溶け込めるようサポートすることが重要です。

例えば入社から1ヶ月後、3ヶ月後といった節目ごとに短期的な目標をすり合わせ、上長と進捗を確認する面談を行うのが効果的です。こうすることで、新入社員は次に何をすべきかが明確になり、会社側も期待する役割とのズレを早期に修正できます。

関連記事:【保存版】オンボーディングの成功事例10選!施策のポイントや実施の流れを解説 

職場の心理的安全性を確保する

中途採用者は、「こんなことを聞いたらレベルが低いと思われるかもしれない」という不安から、質問や相談をためらってしまい、結果的に孤立してしまうケースが少なくありません。

上長との定期的な1on1ミーティングの場を設けたり、チーム全体で質問や相談を歓迎する雰囲気を作ったりすることで、誰もが本音を話しやすい「心理的安全性」の高い職場環境を整えることが大切です。

関連記事:【実践ガイド】従業員エンゲージメント向上施策9選!事例や導入手順を解説 

既存社員にフォローを依頼する

中途採用者が新しい環境で実力を発揮するには、業務に慣れるだけでなく、人間関係の面で孤立させない工夫が必要です。特に、直属の上司だけでなく、気軽に相談できる同僚の存在は、新入社員の精神的な支えとなり、早期の立ち上がりを大きく左右します。

そのための具体的な施策として、年齢の近い先輩社員がサポート役となる「メンター制度」を導入するのが有効です。

即戦力となる人材を中途採用をするならcoachee Agent Pro

即戦力人材の見極めから採用後のフォローまで、すべてを自社で完璧に行うには多くの工数と専門的なノウハウが必要です。もし、採用活動そのものに難しさを感じているなら、プロの力を借りることを検討してみてはいかがでしょうか。

coachee Agent Proは、経験豊富なリクルーティングコーチが貴社の採用課題をヒアリングし、問題解決に貢献できる可能性が高いプロ人材を紹介させていただきます。

プロ人材が入社するまで一切かからない「完全成功報酬型」なので、費用面でも安心です。人事・採用のプロ人材を効率的に登用できるサービスですので、ぜひ下記から詳細をチェックしてみてください。

coacheeを活用して中途採用に成功した事例

実際にcoacheeを活用して採用活動がうまくいった事例をご紹介します。

とある住宅設備関連のサービスを提供している企業では、新規事業の立ち上げにともない、短期間で適切な人材を採用する必要がありました。しかし採用要件を明確に定義できていないポジションも多いなど、課題も多い状況です。

そこでcoacheeでは、各部署にヒアリングを実施し求める人物要件を定義。副社長を含む関係者と最適な採用計画を策定し、採用活動の推進と採用の内製化を支援しました。その結果、採用だけでなく組織のあり方から見直すことができ、全社的な最適化や自走できる体制の構築を行えました。

関連記事:新規事業立ち上げに伴う採用支援と組織体制の最適化

プロ人材の知見を活かして即戦力人材を中途で採用しよう

即戦力を中途採用するには、単にスキルが高い人を採用すれば良いというわけではありません。自社の文化にマッチし、入社後にスムーズに立ち上がり、継続的に活躍してくれる人材を採用することが求められます。

そのためには採用要件を明確に定義し、入社後の手厚いフォロー体制を整えることが重要です。時には「採用のプロの力を借りる」ということも考えておきましょう。

coachee Agent Proでは、貴社の採用課題の解決に貢献できる可能性が高い、人事・採用のプロ人材を紹介しています。ぜひ下記からサービスの詳細をご確認ください。

記事を書いた人
hidechika-takahashi
coachee 広報チーム

coachee 広報チーム

国家資格キャリアコンサルタントの資格を持つ高橋秀誓と、採用責任者、人事責任者などの豊富な経験を持つスタッフが率いるcoacheeの広報チーム。
皆様に採用や人事業務に役立つ情報を提供します。

関連ブログ

BLOG