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AIエージェントとは?おすすめ7選と導入手順|仕組みから実行例まで

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coachee 広報チーム
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AIエージェントとは、人間の指示がなくても、目標を達成するために考え、計画を立て、自律的に行動してタスクを完遂するAIシステムです

この記事では、AIエージェントの定義や仕組みから、生成AI・RPAとの違い、種類、導入メリットとリスク、おすすめツール、導入手順までを解説します。

自社のAI戦略を検討するうえで必要な情報を一通り把握し、社内で提案する際に参考になる知識を得られます。

 AIエージェントとは

AIエージェントとは、人間がゴールを指示するだけで、必要な手順の計画・実行・修正を自律的に行うAIシステムです。

従来の生成AI(ChatGPTなど)は「1回の質問に1回の回答を返す」という仕組みで動いています。一方、AIエージェントは「ゴール達成に必要な複数のステップを自分で判断し、順番に処理する」点が異なります。

例えば「来月の営業戦略レポートを作成して」と指示を出すと、市場データの収集、競合分析、資料のドラフト作成までを一連の流れで自律的に処理します。人間が各工程を1つずつ指示する必要がありません。

AIエージェントがこの自律的な動作を実現している背景には、複数の機能の連携があります。代表的な構成要素は以下のとおりです。

機能役割
大規模言語モデル(LLM)人間の指示や状況を理解し、自然言語で推論・判断する「頭脳」にあたる
プランニング・推論機能ゴールから逆算してタスクを分解し、実行順序や次に取るべき行動を組み立てる
メモリ機能過去のやり取りや実行結果、参照した情報を保持し、文脈を踏まえた判断に活かす
ツール実行機能Web検索、API連携、データベース操作、ファイル作成など、外部ツールを呼び出して実務上の操作を行う
学習機能タスクの実行結果やユーザーからのフィードバックを蓄積し、次回以降の判断精度や行動の質を継続的に改善する

参考:IBM「What are Components of AI Agents?

従来の生成AIは、主にユーザーからの入力に対して回答を返す仕組みでした。一方、AIエージェントはLLMによる判断に加えて、計画、記憶、ツール実行を組み合わせることで、ゴール達成に必要な作業を段階的に進められます。

Gartnerは2028年までに日本企業の60%がエージェント型AIを活用すると予測しており、今後も利用拡大が見込まれます。

出典:ガートナージャパン株式会社「Gartner、AIエージェントとエージェント型AIに関する見解を発表

 AIエージェントと生成AI・RPAの違い

AIエージェントと混同されやすいのが、生成AIとRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)です。以下の表で3者の違いを整理しました。

比較項目AIエージェント生成AIRPA
自律性ゴールに向けて自律的に行動する指示に対して1回応答する事前に定義されたルール通りに動く
判断力状況に応じて自ら判断する都度プロンプトが必要になる分岐条件は事前に設定が必要になる
対応範囲複数ツールを横断して業務全体を処理するテキスト・画像・動画などの生成が中心になる経理入力など定型業務に限定される
外部ツール連携API・各種ツールとの連携可能限定的にしか行えない画面操作ベースで連携する
例外対応想定外の状況にも柔軟に対応できる対応が難しい対応できずエラーで停止する

生成AIが「優秀な相談相手」だとすれば、AIエージェントは「仕事を丸ごと任せられる部下」に近い存在です。

特に「複数の工程を自律的につなげて完結させる力」が、既存技術との決定的な違いです。例えば生成AIに「競合分析レポートを作って」と指示しても、情報収集・分析・資料作成を個別に依頼する必要があります。AIエージェントなら、その一連の流れをまとめて処理できます。

 AIエージェントの種類

AIエージェントは、自律性や学習能力のレベルによって複数のタイプに分けられます。大手テクノロジー企業が共通して採用している分類をもとに、代表的な5つの種類を以下の表で整理しました。

種類特徴活用例
単純反射型事前に定義されたルールに基づいて、現在の状況にだけ反応するチャットボットの定型応答、メールの自動振り分け
モデルベース型過去の情報や内部モデルを使い、見えていない状況も推測して判断する在庫管理の需要予測、異常検知
目標ベース型設定されたゴールに向かって、最適な手順を計画・実行する営業レポートの自動作成、プロジェクト管理
学習型過去の結果から継続的に学習し、判断の精度を向上させる広告配信の自動最適化、レコメンドエンジン
階層型(マルチエージェント)複数のエージェントが役割を分担し、チームのように協調して動くソフトウェア開発の全工程自動化、大規模リサーチ

参考:IBM「AIエージェントの種類

ビジネスの現場で注目されているのは、とくに「目標ベース型」と「階層型(マルチエージェント)」です。

目標ベース型は「ゴールを伝えるだけで自律的に動く」という、多くの企業が求めているAIエージェント像に最も近い形です。

階層型(マルチエージェント)は、複数のAIがそれぞれ「調査担当」「分析担当」「レポート作成担当」のように分業しながら1つの業務を完遂します。

 AIエージェントを導入する4つのメリット

AIエージェントの導入によるメリットは以下の4つです。

 1.複数の工程を人の指示なしで完結できる

AIエージェントのメリットは、一度ゴールを伝えるだけで複数の工程を自律的に処理する点です。

ChatGPTなどの生成AIでは「データを集計して」「次にグラフを作って」と工程ごとにプロンプトを入力し、結果をコピペして次の工程に渡す手間がありました。

AIエージェントならこの「指示→確認→コピペ」の繰り返しが不要になり、人間は最初の指示と最終確認だけで済みます。

 2.属人化した業務を標準化できる

特定の担当者しかできなかった業務を、AIエージェントに学習させて標準化できる点もメリットです。

営業資料の作成フォーマットや顧客対応のルールなどをエージェントに組み込めば、担当者が変わっても品質のばらつきを抑えられます。

 3.データ収集から分析までを即時に実行できる

AIエージェントは複数のデータソースからリアルタイムで情報を収集し、分析結果を自動で整理します。

例えば市場動向の分析や競合調査は、以下のような作業に数時間かかるのが一般的です。

  • 複数のサイトを巡回してデータを集める
  • Excelに整理する
  • レポートにまとめる

AIエージェントなら、この一連の流れを数分で完了させられます。

 4.複数のAIが分業して1つの業務を遂行できる

マルチエージェント型では、複数のAIがそれぞれ「調査」「分析」「レポート作成」「送信」といった役割を担い、チームのように協調して動きます。

人間が1人でこなしていた業務を複数のAIが並行処理するため、処理速度と精度の両方が向上します。実際に、サイバーエージェントの広告運用AIでは、人手で1〜2日かかっていた分析作業を2分で完了させた実績があります。

参考:日本経済新聞「サイバー、AIエージェントで広告効果分析 2分でグラフに

 AIエージェント導入の3つのリスクと対策

ここでは、AIエージェントの導入リスクと対策を紹介します。

 1.エージェントが意図しない操作を自律実行する可能性がある

AIエージェントは外部ツールへのアクセスやファイル操作を行えるため、権限設定や確認フローが不十分なまま本番環境に接続すると、セキュリティ事故につながるリスクがあります。

2025年7月には、SaaStr創業者のJason Lemkin氏がReplitのAIエージェントで開発を進めていたところ「コードフリーズ(変更禁止)」の指示に反してAIが本番データベースを削除した事例が報告されています。1,200件以上の取引先データが消失し、さらにAIが架空のデータを生成して隠蔽を試みたことも発覚しました。

対策としては、エージェントがアクセスできるデータ範囲と操作権限を最小限に絞り、削除・送信など影響の大きい操作には人間の承認を挟む仕組みが有効です。

総務省・経済産業省が公表している「AI事業者ガイドライン(第1.2版)」も、社内ルール策定の参考になるため、ご覧ください。

 2.複数ステップの途中で誤情報が増幅する可能性がある

生成AIが誤った情報を出力しても、影響はその1回の応答にとどまります。一方、AIエージェントの場合は「誤った情報をもとに次のステップへ進む」連鎖が発生するリスクがあります。

例えば調査ステップで誤ったデータを取得すると、そのデータを前提に分析・レポート作成・送信まで自律的に進んでしまう可能性があります。人間が途中で気づかなければ、誤りが後工程に広がる点がデメリットです。

対策としては、業務フローの要所に「中間確認ポイント」を設けることが有効です。「調査結果の確認」「最終成果物の確認」など、影響が大きいタイミングで人間がチェックする運用にしてください。

 3.汎用型エージェントでは業務精度に限界がある

汎用型のAIエージェントは幅広いタスクに対応できる反面、業界固有のルールや専門知識を求められる業務では精度が不足する場合があります。

  • 法改正への対応
  • 業界特有の規制への準拠
  • 自社独自の業務フローへの適合など

業務の専門性が高い領域では特化型のエージェントや、自社業務に合わせたカスタマイズが必要です。

こうしたカスタマイズや運用設計を担える人材が社内にいない場合は、AI・DX領域に精通した外部の専門人材を活用する方法も有効です。

coachee Agent Proでは、DX・IT領域の経験を持つプロ人材を紹介します。

初期費用がかからないため「まず専門家に相談して方向性を固める」という使い方も可能です。

サービスの詳細は公式サイトで確認できるので、チェックしてみてください。 

 AIエージェントの実行例|Claude Codeで解説

AIエージェントの概念はわかっても「実際に動かすとどうなるのか」はイメージしにくいかもしれません。ここでは、Anthropic社が提供する「Claude Code」を例に実際の動きを紹介します。

Claude Codeは日本語で指示を出すだけで、ファイル操作・データ分析・Web検索・レポート作成などを自律的に実行するツールです。現在はエンジニアだけでなく、人事・総務・企画など非エンジニアの業務にも活用されています。

例えば「採用競合5社の求人情報を収集して、募集ポジション・年収帯・福利厚生の比較表をExcelで作成して」と指示すると、以下の流れで自動処理が進みます。

▼Claude Codeへの指示

1.指定された企業の採用ページにアクセスし、求人情報を収集する

上記の画像のように、実際にWebブラウザを操作し求人情報を確認してくれました。

2.収集した情報をもとに、比較項目を設計する

3.比較表を含むExcelファイルを自動生成して保存する

※上記事例はあくまで操作の例であり、実際は情報に間違いがある可能性があります。

上記のように、Webブラウザを操作して情報を取得し、Excelで表にまとめてくれました。また、指示したフォルダへの格納も行っています。

人間が行うのは最初の指示と最終確認だけです。途中の情報収集・整理・ファイル作成はAIが自律的に判断・実行します。

プログラミングの知識は不要で、無料から試せます。「AIエージェントの導入」というと大がかりに聞こえますが、個人単位で今日からスタートできるツールも増えています。

 AIエージェントの活用事例

AIエージェントの導入効果をイメージしていただくために、国内企業の事例を紹介します。

三越伊勢丹ヒューマン・ソリューションズは採用業務にAIを活用しました。同社はJAPAN AIの採用支援AIエージェントを書類選考・面接評価の領域で導入し、面接1回あたりの工数を40%削減しました。

従来は、公平性を担保するために候補者1名に対して面接官2名体制で面接を行っており、事前準備や評価のすり合わせを含めると1名あたり約4時間の工数が発生していました。

JAPAN AI HRの導入後は、オンライン面接にAI botが参加し、録画・録音から文字起こしを実行しています。さらに、文字起こしされた面接内容をもとに、明文化した評価基準に沿ってスコアや評価根拠のドラフトを生成しています。

その結果、面接官はメモ作成に追われず候補者との対話に集中できるようになり、面接体制も「面接官2名」から「面接官1名+AI」へ移行しました。

このように、採用領域はAIエージェント・AI活用の効果が表れやすい分野の1つです。AIを面接そのものに取り入れる「AI面接」については、仕組みやメリット・注意点を以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。 

関連記事:AI面接とは?仕組みやおすすめサービスと「AI×人」で採用精度を上げるコツ

参考:JAPAN AI「AI書類選考|AI採用プラットフォーム『JAPAN AI HR』

 【目的別】AIエージェントのおすすめツール一覧7選と費用感

AIエージェントの導入を検討するにあたり「自社の業務にはどのツールが合うのか」を判断することが重要です。以下の表で目的別に7つのツールを整理しました。

ツール名向いている業務月額目安特徴
Manusリサーチ・レポート作成・汎用タスク無料枠あり / Proは約3,200円〜Web検索やファイル操作を含む汎用タスクを進められる。無料プランではAgent Modeの利用範囲に制限あり
ChatGPT / Codex汎用対話・コード生成・タスク自動化Plusは約3,200円 / Proは約16,800円〜30,000円ChatGPT AgentはPlus、Pro、Business、Enterprise、Eduで利用可能。CodexはPlus、Pro、Business、Enterprise/Eduに含まれる
Claude Codeデータ分析・ファイル操作・開発支援Proは約3,200円 Maxは約15,900円〜31,800円自然言語で開発作業を進められるエージェント型ツール。利用量が多い場合はMaxプランやAPI課金の検討が必要
Microsoft 365 CopilotOffice業務全般3,778円〜/ユーザー(月相当・年払い、税抜)Word、Excel、PowerPoint、Outlook、TeamsなどMicrosoft 365アプリと連携できる
Genspark情報収集・競合調査・資料作成無料枠あり / Plusは約4,000円〜Free、Plus、Proの3プラン。AI Chat、画像生成、AI Slides、AI Sheets、Super Agentなどを利用できる
Agentforce(Salesforce)営業・カスタマーサポート・会話240円・Flexクレジット60,000円/10万クレジット・Agentforceユーザーライセンス600円/ユーザー/月などSalesforce CRMと連携したAIエージェントを構築・運用できる。
Dify社内AI構築・業務自動化無料枠あり / Professionalは約9,400円〜ノーコードでAIエージェントやアプリを構築できる。

選び方のポイントは「まず無料枠で試し、自社の業務との相性を確かめてから有料プランに移行する」ことです。

営業・CS部門でSalesforceを導入済みならAgentforce、Microsoft 365環境ならCopilot、自社専用のAIエージェントを構築したいならDifyが有力な候補になります。

個人や小チームでまず試してみたい場合は、Manus・Claude Code・Gensparkの無料枠から始めるのが良いでしょう。

なお、AIエージェントの投資対効果(ROI)を見極めるには「削減した工数」「処理速度の変化」「エラー率の推移」など、定量的な指標で効果を追跡する仕組みを整えておくことが大切です。

 【5ステップ】AIエージェントの導入手順

AIエージェントの導入は、いきなりツールを契約するのではなく段階を踏んで進めることが成功のポイントです。以下の5ステップで解説します。

 1.自社の業務課題を洗い出す

最初に取り組むべきは、社内のどの業務にAIエージェントが適しているかを見極めることです。

「定型作業に時間がかかっている」「判断基準が属人化している」「データ収集と分析を毎回手作業で行っている」など、具体的な業務課題をリストアップしてください。課題が明確であるほど、適切なツール選定やKPI設定がスムーズに進みます。

AIエージェントの導入にあたり、まずは現状のタスク整理や業務フローの見直しを行うことが重要です。仕事の効率化や自動化に向けた具体的なアイデアについては、こちらの記事も参考にしてください。

 【完全版】仕事の効率化アイデア12選| 自動化する方法も紹介 

 2.導入目的とKPIを設定する

課題を整理したら、AIエージェント導入で達成したいゴールと成果指標(KPI)を設定します。

「営業レポートの作成時間を50%削減する」「カスタマーサポートの初回応答時間を30%短縮する」のように定量的な指標を設けてください。KPIがないまま導入すると効果の有無が判断できず、投資判断を見誤る原因になります。

 3.AI推進体制を構築する

AIエージェントを運用するには、ツールの設定だけでなく、業務フロー再設計・権限ルールの策定・効果検証などを担う推進体制が欠かせません。

「どの業務にエージェントを適用するか」「効果をどの指標で測定するか」といった社内ルールの設計が、導入成功を左右します。

AI活用の知見を持つ人材が社内にいないケースも多く、体制構築が導入のボトルネックになりがちです。社内での育成が間に合わない場合は、外部のAI・DX専門人材の力を借りる選択肢もあります。

coachee Agent Proでは、DX・IT領域の経験を持つプロフェッショナル人材を紹介しています。初期費用がかからないため「まず専門家に相談して推進の方向性を固める」という使い方からスタートできます。

 4.ツールを選定しテスト導入する

推進体制が整ったら、前述のツール比較を参考に自社の課題に合ったAIエージェントを選定しましょう。

いきなり全社導入するのではなく、無料ツールを利用して特定の部署や業務に絞った小規模テスト(PoC)から始めてください。

 5.効果を測定し運用を改善する

テスト導入の結果をKPIと照合し、期待した効果が出ているかを評価します。

効果が確認できた業務から段階的に範囲を広げ、効果が出ていない場合はプロンプトの改善やツールの変更を検討してください。一度設定して終わりではなく、継続的な改善が成果を大きくしていきます。

 AIエージェントを導入・推進するためには体制作りも大切

AIエージェントは、ゴールを伝えるだけで計画から実行・改善までを自律的に進めるAIシステムです。生成AIやRPAとは異なり、複数ツールを横断して非定型業務にも対応できます。

一方で、AIエージェントを成果につなげるには「ツールの導入」だけでは足りません。業務課題の特定・KPI設計・権限ルールの策定・効果検証まで一貫して推進できる体制が必要です。

「AI推進を任せられる人材が社内にいない」「どんなスキルを持つ人を探せばいいかわからない」という場合は、coachee Agent Proの活用を検討してみてください。

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まずはサービス資料をチェックして、自社のAI推進に必要な人材像を確認するところから始めてみてください。

記事を書いた人
hidechika-takahashi
coachee 広報チーム

coachee 広報チーム

国家資格キャリアコンサルタントの資格を持つ高橋秀誓と、採用責任者、人事責任者などの豊富な経験を持つスタッフが率いるcoacheeの広報チーム。
皆様に採用や人事業務に役立つ情報を提供します。

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