「グローバル採用を行うものの、何から手をつければいいかわからない」「専門知識を持つ人材が社内にいない」とお悩みではありませんか?
そこで本記事では、グローバル採用の概要から、採用代行(RPO)を活用するメリットなどを解説します。グローバル採用を成功させたい人事担当者の方は、ぜひ最後までお読みください。
グローバル採用における課題を解決するうえで役に立つのが採用代行(RPO)です。人事・採用のプロを活用することで、効率的に採用活動を行えます。採用代行(RPO)の活用をお考えの方は、ぜひ「coachee」までご相談ください。
グローバル採用とは?
グローバル採用とは、国籍や文化的な背景を問わず、世界中から優秀な人材を採用する活動のことです。海外に住む人材を現地で直接採用するだけでなく、日本国内にいる外国人を採用するケースも含まれます。
多様なスキルや価値観を持つ人材を組織に迎え入れることで、企業の競争力を高めることを目的としています。
企業がグローバル採用に注目する理由
多くの企業がグローバル採用に力を入れる背景には、主に4つの理由があります。
- 少子高齢化による国内の人手不足への対策
- イノベーションを創出する多様な価値観の獲得
- 海外市場への進出や事業拡大の推進力
- 国内では獲得が難しい専門スキル・高度人材の確保
日本では少子化が進んでおり、求人を出しても応募が集まらない、いわゆる人手不足が問題となっています。また海外に進出している企業や訪日外国人を対象に日本国内でサービスを提供している企業には、多様な価値観やスキルを持つ人材を活用することも求められます。
このような理由から、多くの企業がグローバル採用に注目しています。
グローバル採用のメリット
グローバル採用を推進することによって得られる企業側のメリットをご紹介します。
- 新たな視点によるビジネスチャンスの創出
- 海外展開のスピードアップと現地での円滑な事業運営
- ダイバーシティ推進による組織の活性化
グローバル採用を推進することで多様な価値観を持つ人材が組織に加わり、既存事業の課題解決や、これまで気づかなかった新たな市場やニーズの発見につながる可能性があります。海外展開も迅速に行いやすくなるでしょう。
グローバル採用を実践するうえでの課題
多くのメリットがある一方、グローバル採用には下記のような難しさや課題も存在します。
- 複雑な採用・労務手続き(ビザ申請など)のコスト
- 言語や文化、価値観の違いによるコミュニケーションコスト
- 採用基準の設計や受け入れ体制構築の難しさ
在留資格(ビザ)の申請や更新、海外からの転居サポートなど、日本人採用にはない専門的かつ煩雑な手続きが発生する可能性があり、人事部の負担が重くなりやすいです。また言語や文化の違いによるコミュニケーションの難しさも挙げられます。
どのようなスキルやマインドセットを求めるのかといった評価基準を明確に設定することに加え、採用後のオンボーディング、宗教や文化に配慮した職場環境の整備なども求められます。
これらの課題を自社だけで解決しようとすると、人事担当者に多大な負担がかかり、採用活動が思うように進まないケースも少なくありません。そこで注目されているのが採用代行(RPO)です。
グローバル採用で採用代行(RPO)を活用するメリット
グローバル採用特有の課題を解決する有効な手段の一つ、採用代行(RPO)の活用です。採用代行(RPO)とは、採用活動に関わる業務全般、または一部を外部の専門企業に委託するサービスのことを指します。
採用代行(RPO)を活用するメリットとして、人事担当者が本来注力すべきコア業務に専念できることが挙げられます。同時に、採用のプロが持つ豊富な知識と経験、独自のネットワークを活かすことで、採用活動そのものの質とスピードが向上します。
これにより、自社にマッチした優秀な人材を迅速に獲得できるだけでなく、自社で試行錯誤する時間的・金銭的コストを削減し、結果として全体の採用コストを抑制する効果も期待できるのです。
採用代行(RPO)をお探しの方はぜひ「coachee」の活用をご検討ください。経験豊富なプロ人事が、戦略立案から実務まで、貴社の課題に合わせて柔軟にサポートします。ぜひ下記からお気軽にお問い合わせください。
関連記事:採用代行(RPO)とは?依頼できる業務内容や費用相場などを解説
採用代行(RPO)導入時の注意点と対策
採用代行(RPO)をうまく活用するには、下記の注意点を理解し、対策を講じることが重要です。
- 社内にノウハウが溜まりにくい
- 入社後のギャップが発生しやすい
- 成果が出にくい場合もある
採用業務を外部に委託してしまうため、社内に採用ノウハウが蓄積されにくくなりやすいです。委託先に任せきりにするのではなく、定例ミーティングで進捗や課題を密に共有することが重要です。
また採用面接で採用代行(RPO)の人だけが対応すると、入社した人が「面接官の雰囲気と実際に社内で働いている人の雰囲気が違う」とギャップを感じやすくなる場合もあります。採用担当者も面接に同行したり、最終面接は自社の人間が面接を行ったりすることが大切です。
加えて採用代行(RPO)にすべてを丸投げしてしまうと、期待した成果が出ないリスクが高まります。委託する業務範囲と自社で行う業務の役割分担をあらかじめ明確化しましょう。そのうえで「応募者数」や「内定承諾率」といった具体的な指標を設定し、成果を客観的に評価できる仕組みを整えることが重要です。
関連記事:採用代行(RPO)のメリット・デメリットとは?おすすめサービスも紹介
採用代行(RPO)に任せられる業務の具体例
採用代行(RPO)では、下記のような業務を委託できます。
- 採用戦略の策定
- 母集団形成
- 候補者対応
- 選考プロセスの代行
- 内定後のフォローアップ
上記に加え、在留資格(ビザ)申請のサポートや入社手続きの案内など、グローバル採用ならではの難しさをサポートしてくれる場合もあります。依頼を検討している採用代行(RPO)がグローバル採用に強いかどうか、事前に問い合わせて確認しましょう。
関連記事:採用代行に向いている企業の特徴8選!選び方やおすすめのサービスを解説
採用代行(RPO)の料金体系と費用相場
採用代行(RPO)の料金体系は、主に「月額固定型」と「成功報酬型」の2種類があります。
【月額固定型】
依頼する業務内容や量に応じて、毎月定額の費用を支払うプランです。採用人数に関わらず費用は一定で、採用計画全体のサポートを依頼する場合に適しています。
【成功報酬型】
採用が1名決定するごとに、所定の報酬(理論年収の30〜40%程度)を支払うプランです。初期費用を抑えたい場合に有効です。
費用相場は、依頼する業務範囲、採用目標人数、採用ポジションの難易度などによって大きく変動します。中途採用をサポートしてもらう場合、一般的な相場としては月額10〜70万円と幅広いです。まずは複数のサービスに見積もりを依頼し、自社の予算や採用計画に合ったプランを比較検討しましょう。
関連記事:採用代行(RPO)を利用する費用(コスト)相場や変動要因を解説
採用代行(RPO)の選び方
自社に最適な採用代行(RPO)を選ぶなら、下記のポイントを押さえておきましょう。
- 専門性、支援実績
- サービス内容
- 料金
- サポート体制
- コミュニケーションの取りやすさ
採用代行(RPO)によってはグローバル採用をサポートしてもらえない場合があります。グローバル採用を支援した実績があるか、問い合わせて確認しましょう。
サービス内容も重要です。 企業によっては「母集団形成だけを強化したい」「面接調整とビザ申請だけを任せたい」など、必要な支援内容が異なります。また料金体系が分かりやすいか、提供されるサービス内容に対して費用対効果が見合っているか検討することも重要です。
さらに、充実したサポート体制の有無やコミュニケーションの取りやすさも重要です。こちらから連絡しないと何も報告がなかったり、連絡しても丁寧な返事が得られなかったりするような採用代行(RPO)は避けるべきです。
上記の観点から、ホームページやネットの口コミを確認したり実際に問い合わせたりして、信頼できる業者か見極めましょう。
グローバル採用で採用代行(RPO)を活用するならcoachee
グローバル採用を考えている方は、この機会に「coachee」を活用してみませんか。coacheeは人事・採用のプロが登録する副業(複業)マッチングプラットフォームです。
「coachee Agent Pro」というサービスでは、リクルーティングコーチが貴社の採用課題を解決できる可能性が高い人材を紹介しております。
グローバル採用をはじめとした、採用業務に精通したプロ人材を採用するのは容易ではありません。しかしcoacheeには、グローバル採用をはじめとした人事・採用の知見が豊富なプロ人事が多数在籍しています。
「まずは何から始めるべきか相談したい」
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このようなご相談も大歓迎です。下記からお気軽にお問い合わせください。
coacheeで採用を成功させた企業の事例
とある通信・IT事業を営んでいるお客様では、事業拡大のため300名の大規模採用が進んでいました。そのなかで採用要件の定義やスカウト施策の強化など、採用体制の構築が急務となっています。
そこでcoacheeでは、現場ごとに管理職と採用要件をすり合わせ、適切な採用ターゲットを作成。転職エージェント各社との連携やスカウトのテンプレート作成、母集団形成など、採用計画の達成を支援しました。
その結果、採用枠はすべて充足。採用が困難だったデザイナー職も2名採用に成功するなど、大きな実績を上げました。
関連記事:大手通信キャリアにおける多職種採用支援とDX推進RPOプロジェクト
coacheeを導入・活用する流れ
coachee Agent Proでは下記の流れでサポートを行います。
- 求人のお申込み・契約締結
- 候補者のサーチ/ご紹介
- 書類選考/面接
- 内定~入社決定
- アフターフォロー
採用代行(RPO)をうまく活用してグローバル採用を成功させよう
本記事では、グローバル採用のメリットや難しさ、採用代行(RPO)を活用する魅力などを解説しました。
グローバル採用は、企業に多様性を与えたり新たなイノベーションを起こしたりするうえで役立つ可能性があります。一方で言語の壁や労働ビザなど独自の難しさもあるため、グローバル採用を成功させるには専門的な知識やノウハウが必要です。
無理に自社だけで対応しようとせず、必要があれば採用業務に精通したプロ人材の登用も検討しましょう。グローバル採用をはじめとした採用課題を抱えているのであれば、この機会に「coachee」の活用をご検討ください。