「新卒採用を効率化するため、採用代行(RPO)の活用を検討している」
「どのような観点から採用代行(RPO)を選ぶべきか分からない」
このように悩んでいる方もいるのではないでしょうか。採用代行(RPO)は採用のプロ集団のため、うまく活用すれば自社の採用活動を効率化できます。もちろん新卒採用も代行してくれるため、採用に課題を抱えている方は利用を検討してみましょう。
本記事では採用代行(RPO)の選び方やおすすめサービス、利用するメリット・デメリットなどを解説しています。はじめて採用代行(RPO)を利用する場合はもちろん、うまく採用代行(RPO)を活用できていないと感じている方も参考になる内容となっているため、ぜひ最後までお読みください。
なお本サイトを運営しているcoachee株式会社では、採用に特化したプロ人材を紹介するサービス「coachee人事シェア」を提供しています。新卒採用はもちろん中途採用にも対応できる、人事・採用に特化したプロ人材が多数在籍しているのが強みです。1か月間のトライアル期間も設けているため、気になった方はぜひお気軽にお問い合わせください。
新卒採用代行(RPO)とは?概要を紹介
採用代行(RPO:Recruitment Process Outsourcing)とは、企業の採用活動の一部またはすべてを外部の専門業者に委託できるサービスのことです。採用代行(RPO)を利用することで、採用プロセスの効率化や業務の質向上といった効果が期待できます。
新卒採用代行(RPO)は、その名のとおり、新卒の採用活動を行っている採用代行(RPO)のことです。企業の新卒採用に関わるさまざまな業務を、経験豊富な専門家が代行します。これにより企業は自社のリソース負担を軽減しつつ、効果的に新卒の採用活動を行えます。
新卒採用代行(RPO)は、採用市場の変化や人材獲得競争の激化に対応するため、多くの企業から注目を集めているサービスです。特に、自社で十分な採用ノウハウや人員を持たない企業におすすめのサービスといえます。
新卒採用代行(RPO)が求められる背景
新卒採用代行(RPO)の需要が高まっている背景には、日本の人口動態の変化が要因として挙げられます。
内閣府が公開しているデータによれば、少子化の影響により、生産年齢人口(15~64歳)は減少傾向が続くことが予想されます。
一方で、大卒内定率は高水準を維持しているのが現状です。厚生労働省が公開しているデータによると、令和6年(2024年)3月卒より数年前までは10月時点で7割前後、卒業年の2月時点では9割前後の学生が内定を獲得しています。
このような状況下では従来のように「希望の企業から内定を獲得できなかったから」といった理由で応募してくる人材の減少が予想されます。つまり、企業側が待っているだけでは優秀な人材を確保することが困難になってきているのです。
こうした背景から、多くの企業が新卒採用により一層の力を入れようと動いています。しかし、効果的な採用活動を行うためには専門的なノウハウを学んだり、学んだことを実行にうつしたりするには多大な労力が必要です。そこで役に立つのが新卒採用代行(RPO)です。うまく新卒採用代行(RPO)を活用することで、企業は効率的に新卒の採用活動を実施できます。
新卒採用代行(RPO)に依頼できる仕事内容
新卒採用代行(RPO)を活用すれば、採用に関するさまざまな業務を外部の専門家に委託できます。依頼できる主な業務としては下記が挙げられます。
- 採用計画の立案と戦略策定
- 母集団形成と求人広告掲載
- 応募者管理とスクリーニング
- 選考プロセスの代行
- 内定者フォローアップ
上記の業務を新卒採用代行(RPO)に委託することで、企業は自社の人事部門にかかる負担を軽減しつつ、専門的なノウハウを活かした効果的な新卒の採用活動を実現できます。
採用代行(RPO)に依頼できる業務内容は下記記事でも詳しく解説しておりますので、あわせてご確認いただけると幸いです。
関連記事:採用代行(RPO)とは?依頼できる業務内容や費用相場などを解説
新卒採用代行(RPO)サービスの選び方
新卒採用代行(RPO)サービスを選ぶ際は、主に下記3つの点を考慮することが重要です。
- 自社の採用課題に合ったサービスを選ぶ
- 採用代行(RPO)の過去実績をもとに選ぶ
- 予算を考慮して選ぶ
それぞれ詳しく解説します。
自社の採用課題に合ったサービスを選ぶ
新卒採用代行(RPO)を選ぶ際に重要なのは、自社の採用課題を明確にすることです。採用に関する現状の問題点や目標を具体的に洗い出したうえで、それらの解決に貢献できるサービスを選びましょう。
採用代行(RPO)によっては提供しているサービス内容や得意分野が異なるため、自社の採用ニーズとのミスマッチは避けたいところです。たとえば母集団形成に課題がある場合は、求人広告やSNSといったサービスを活用した自社の認知拡大に強い採用代行(RPO)を選ぶのが適切でしょう。
採用代行(RPO)の過去実績をもとに選ぶ
採用代行(RPO)を選ぶ際は、依頼を検討している業者にどのような過去実績があるかチェックしておきましょう。過去実績が豊富な採用代行(RPO)であれば、それだけ多くの企業から依頼をいただいていることが伺えるため安心感があります。
多くの採用代行(RPO)は、自社のウェブサイトや会社案内などで過去の実績を公開しています。これらの情報を参考に、自社と似た規模や業界の企業での実績がある採用代行(RPO)を探すのも良いでしょう。
ただし実績だけでなく、サービス内容や成果も確認することが大切です。単に取引企業数が多いだけでなく、具体的にどのような成果をあげたのかを知ることで、より良い採用代行(RPO)を選びやすくなります。
予算を考慮して選ぶ
新卒採用代行(RPO)を選ぶ際、予算は重要な要素です。当然ながら、予算をオーバーするサービスは契約できません。しかし予算を気にしすぎるあまり、必要なサービスを受けられないのは機会損失につながりかねません。必要に応じて下記の対応を取りましょう。
- 必要に応じて予算の追加を会社と交渉する
- 優先度の低いサービスやオプションの利用を見送る
- 複数の採用代行(RPO)から見積もりを取り比較検討する
予算内で最大限の効果を得られるサービスを選ぶことは重要です。ただし採用活動の成功が会社の将来に大きく影響することを考えると、必要な投資は惜しまないことも大切です。
新卒採用代行(RPO)サービスの費用感
新卒採用代行(RPO)を利用する際は、毎月発生する費用はいくらぐらいになるのか、あらかじめ把握しておきましょう。
新卒採用代行(RPO)にかかる費用の相場は、およそ「5~70万円/月」程度といわれています。なぜ価格に幅があるかというと、依頼する業務の内容や作業量、業界、採用予定数などによってかかる労力が大きく変わるからです。
たとえば「4年制大学を卒業見込みであれば、文理や学科を問わずOK」である場合と「理工系の大学を卒業する学生のみ採用対象」となる場合では、採用の難易度が異なります。
ただし「5~70万円/月」というのはあくまで一般的な相場の目安であり、実際の費用は依頼内容によって大きく変わる可能性があります。たとえば簡単な作業を少しだけ依頼する程度であれば月5万円以下でも利用できる可能性があれば、求人募集から面接まで一貫して依頼する場合は月70万円を超えることもあるでしょう。
詳細な費用相場や費用の変動要因について知りたい方は、下記記事をご一読ください。
関連記事:採用代行(RPO)を利用する費用(コスト)相場や変動要因を解説
おすすめの新卒採用代行(RPO)サービスを紹介
ここからは、おすすめの新卒採用代行(RPO)サービスを5つご紹介します。
- coachee株式会社
- 株式会社カケハシ スカイソリューションズ
- 株式会社キャリアマート
- 株式会社ネオキャリア
- マンパワーグループ株式会社
coachee株式会社
coachee株式会社では、人事・採用スキルに特化した副業人材が多数登録している人材プラットフォーム「coachee人事シェア」というサービスを提供しています。
「coachee人事シェア」の特徴は、企業の採用課題ごとに適した人材がマッチングされることです。たとえば新卒採用に課題がある場合、新卒採用の支援経験が豊富な人材がアサインされます。
トライアル期間も設けられており、仮に紹介された人材が合わない場合は他のプロ人材を紹介することも可能です。
「新卒採用における課題を、経験豊富なプロ人材に相談したい」
「採用プロセスの改善提案だけでなく、応募者の管理や面接代行などの作業も依頼したい」
このように考えている方は、ぜひ一度「coachee人事シェア」の利用をご検討ください。なお費用については、依頼する業務の内容や作業量によって大きく変動します。まずは下記からサービス紹介資料をダウンロードしてください。後日、担当者があらためてご連絡いたします。
株式会社カケハシ スカイソリューションズ
株式会社カケハシ スカイソリューションズでは、新卒採用代行(RPO)をはじめとした人事・採用課題に対するソリューションを提供しています。
新卒だけでなく、中途や外国人採用、採用ツール作成、人材の定着支援など、人事業務を幅広くサポートしているのが特徴です。
株式会社キャリアマート
株式会社キャリアマートは新卒・中途に強い採用代行(RPO)です。月額1万円から依頼できる、最短3日から支援できる、といった特徴があり、手軽に利用しやすい印象があります。
人材アウトソーシング業界で長年生き残ってきており、安定感があります。
株式会社ネオキャリア
株式会社ネオキャリアは新卒をはじめとした人材の採用・就労支援や企業の業務支援を行っている会社です。
2000年に創業して以降一貫して人材業界で活躍しており、グループ会社は海外にも展開しているのが特徴です。
マンパワーグループ株式会社
マンパワーグループ株式会社は世界70カ国の国と地域にオフィスがあるグローバル企業です。新卒の採用代行(RPO)はもちろん、人材派遣や人事コンサルティングなど、人事・採用に関する幅広い業務を支援している点が特徴です。
規模が大きな会社なので、幅広い課題に対して総合力を活かしたソリューションを提案してもらえそうです。
新卒採用代行(RPO)を利用するメリット
新卒採用代行(RPO)サービスを利用することで、企業は以下のようなメリットを享受できます。
【メリット】
- 人員のリソースを調整しやすい
- プロの知見を活用できる
- 採用業務の効率アップにつながる
繁忙期は新卒採用代行(RPO)に仕事を多く依頼し、それ以外のシーズンでは依頼量を調整する。このような使い方をすることで社内のリソース負担を軽減しつつ、効率的に採用活動を実施できます。
また自社にはない知見を活用できることも、新卒採用代行(RPO)を利用するメリットといえます。
新卒採用代行(RPO)を利用するデメリット
新卒採用代行(RPO)サービスには下記のデメリットもあります。
【デメリット】
- 外注費用が発生する
- 期待していた成果を得られない可能性がある
- 社内にノウハウが貯まらない
新卒採用代行(RPO)を利用すると、依頼内容によって請求額は異なりますが、多少なりとも外注費用が発生します。また業者選びに失敗したり認識のすり合わせが十分にできていなかったりすると、期待していた成果を得られない場合もあり得ます。
また新卒採用代行(RPO)に採用業務を丸投げしてしまうと、自社にノウハウが貯まらない点もデメリットです。
これらのメリット・デメリットを踏まえたうえで、自社の状況を考慮しつつ新卒採用代行(RPO)を利用するか検討しましょう。メリット・デメリットの詳細は下記記事で深掘りして解説しますので、ぜひご確認ください。
関連記事:採用代行(RPO)のメリット・デメリットとは?おすすめサービスも紹介
新卒採用代行(RPO)サービス利用の流れ
一般的な新卒採用代行(RPO)サービスを利用する流れは下記のとおりです。
- サービス対象範囲の決定
- 業務の区分確認
- スケジュール作成
- サービスの提供開始
- 報告・打ち合わせ など
上記はあくまで一般的な流れです。サービスによっては順番が前後したり工程が追加もしくは削除されたりする場合があります。
なお「coachee人事シェア」を利用する流れは下記のとおりです。
- 課題のヒアリング
- 候補者のご提案
- 1ヵ月のトライアル契約
- 本契約もしくは別人材のご提案
- 業務開始
詳細はぜひ下記からダウンロードできるサービス紹介資料をお読みください。連絡先や担当者のお名前を記載していただければ、すぐに資料を確認できます。
新卒採用代行(RPO)サービスの利用をおすすめする企業の特徴
新卒採用代行(RPO)の活用をおすすめできる企業の特徴をご紹介します。
- 新卒採用がうまくいっていない
- 自社に新卒採用のノウハウがない
- 新卒採用をより強化していきたい
これらの特徴に当てはまる企業は、新卒採用代行(RPO)を活用することで採用活動の改善や効率化が期待できます。それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
新卒採用がうまくいっていない
「必要な人数の新卒を採用できていない」
「内定辞退が多い。また入社後すぐに辞めてしまう」
このような新卒採用に関する課題を抱えている企業にとって、新卒採用代行(RPO)は非常に有効です。
新卒採用代行(RPO)では採用ノウハウを持った企業や人材が、新卒採用の課題解決に向けて具体的な対策を講じてくれます。
たとえば応募者を増やすために多くの採用媒体を活用したりSNS運用など自社の認知拡大を行ってくれたりするでしょう。また内定辞退を防ぐなら内定者フォローの強化、ミスマッチを防ぐなら選考プロセスの改善、といったことを提案・実施してくれます。
自社に新卒採用のノウハウがない
「そもそも新卒採用を行ったことがない」「場当たり的・属人的な採用活動を行っていた」という企業にも、新卒採用代行(RPO)の活用がおすすめです。
採用ノウハウを持った企業・人材の知見を活用できるため、効率的に採用活動を進められます。また新卒採用代行(RPO)によってはコンサルティングを行ってくれる場合もあり、活用することで採用ノウハウの蓄積にも役立つでしょう。
一方で採用業務を新卒採用代行(RPO)に丸投げをしてしまうと、自社にノウハウが蓄積されにくくなる可能性があり、依頼をやめたときに採用業務で支障が発生する恐れがあります。適度に自社も関与しながら、採用ノウハウの吸収を心がけましょう。
新卒採用をより強化していきたい
「すでに新卒採用はある程度うまくいっているが、より精度の高い採用を行いたい」といった企業にも、新卒採用代行(RPO)の活用がおすすめです。
自社の採用活動の課題や改善点を洗い出して解決するために、採用のプロが力になってくれます。たとえば優秀な人材からの応募を集めるため、企業のブランディング戦略・認知拡大戦略の立案や選考プロセスの改善、最新の採用ノウハウを活用した採用戦略の提案などを実施してくれます。
新卒採用に課題を抱えている企業は、この機会に新卒採用代行(RPO)の利用を検討してみてはいかがでしょうか。新卒採用代行(RPO)を活用することで自社の採用プロセスが改善し、優秀な新卒人材の確保につながる可能性があります。
新卒採用代行(RPO)サービスをうまく活用しよう
本記事では新卒採用で採用代行(RPO)を利用する場合のおすすめサービスや選び方、費用感などを解説しました。
依頼する仕事量や内容にもよりますが、採用代行(RPO)の利用費用は決して安くはありません。まずは解決したい自社の採用課題を明確にしたうえで、過去実績を参考に採用代行(RPO)を選ぶことが大切です。予算をオーバーしそうな場合は、依頼内容や量を調整することで、費用が予算内に収まる可能性があります。
「新卒採用がうまくいっていない」
「外部の知見を活用して新卒採用を成功させたい」
このように悩んでいる方は、この機会に採用代行(RPO)サービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。「coachee人事シェア」では、人事・採用に精通したプロフェッショナル人材が多数在籍しています。新卒採用に強い人材もいるため、ぜひこの機会に利用をご検討ください。